闇金が絡む債務整理

闇金が絡む債務整理

債務整理ができるのは、消費者金融や銀行、信販会社からの借入です。
増えすぎてしまった借金は、債務整理でスッキリさせて再スタートをしましょう。
でも、もしその借入先の一つに闇金があったら、いったいどうなるんでしょうか?
ここでは、闇金が絡む債務整理について説明します。

 

≪闇金とは?≫

闇金とは、国や都道府県に登録をせず、無許可で貸金業を営む違法な業者のことです。
そもそも違法な業者ですので、利息制限法も関係無く法外な高金利を取ります。
正規の消費者金融は必ず登録番号があるので、よく分からない業者の場合は登録番号を調べて正規の業者か確かめる方が安心です。

 

闇金は、初回融資のときに最初の利息を差し引きます。
本来利息は返済のときに支払うものなのに、最初からおかしなことばかりです。
金利は非常に高く、10日で1割、通称トイチと呼ばれる金利がはびこっています。

 

≪なぜ闇金に手を出すのか≫

高金利で取り立ても厳しい闇金なら、わざわざ手を出す必要は無いように思えます。
でも、ブラックリストでも借りられる、銀行や消費者金融の審査に落ちた人でも即日融資と聞けば、切羽詰まっている人はつい手を出してしまうのです。
一度手を出してしまったが最後、しつこい取り立てで高額な返済を求められます。

 

≪闇金の債務整理は難しい!≫

闇金は債務整理の手続きをしたところで、素直に取引履歴の開示請求に応じなかったり、受任通知を受け取っても取り立てを止めたかったりします。
弁護士事務所にとっても闇金が絡む債務整理は非常にムスかしく、場合によっては受付けなかったり、通常の案件より費用が高めだったりします。

 

しかし、闇金の借金苦から逃れるには、やはり専門家に依頼して、手続きをしてもらうしかありません。
違法業者を相手にするのですから、やはり実績があって得意な専門家に依頼するのが安心です。
困っている場合は、闇金を得意とする弁護士などに相談すると良いでしょう。