銀行カードローンと債務整理

銀行カードローンと債務整理

債務整理と聞くと、高金利や消費者金融のキャッシングと言うイメージがあります。
でも、最近は銀行カードローンの利用をしている人でも、債務整理をする人が増えているんです。

 

≪銀行のカードローンは金利が低い≫

銀行のカードローンは12%~15%ぐらいの金利で、利息制限法を超えて貸し付けているものはまずありません。
ですから、引き直し計算をして過払いが発生する見込みはありませんよね。

 

しかし、債務整理の場合、将来の利息をカットして、元金だけ支払うことができます。
ですから元金のみを3年から5年以内で返せる見込みがあるなら、銀行のカードローンでも債務整理ができます。

 

≪銀行カードローンの保証会社≫

銀行のカードローンには、保証会社というものが付いています。
保証会社は、利用者が返済できなかった場合に銀行へ代位弁済する立場です。
もし債務整理をすれば、保証会社は銀行へ残債を支払うことになり、債権はこの保証会社に移ります。
ですから債務整理の交渉は、この保証会社と行わなくてはいけません。

 

この銀行カードローンの保証会社は、実は消費者金融が請け負っています。
メガバンクのカードローンであっても、馴染みの消費者金融会社が保証会社であることが多いです。
銀行は資金力がありますが、個人向けの融資に関しては消費者金融会社の方が上です。

 

双方で協力することにより、多くの人に効率的にカードローン融資を行っています。
貸付を行うのは銀行であっても、審査や延滞後の取り立てなどは、結局消費者金融が行うことになるんですね。

 

≪銀行カードローンの債務整理の注意≫

銀行を相手取って債務整理するわけですから、その銀行の口座は凍結されることになります。
ですから、給与振込口座などの場合は特に注意が必要です。
もしカードローンの銀行と振込みされる口座の銀行が一緒なら、債務整理手続きの前には全て銀行を変更しておきましょう。
預金もすべて引き出しておくことをオススメします。